ファクタリングは売掛先の信用を重視
ノンバンクとは預金業務を持たない金融業者の総称で、消費者金融やビジネスローンを専門に取り扱っている金融業者はすべてがノンバンクに属します。ビジネスローンは事業資金として活用できるローン商品の総称ですが、借入先がノンバンクなどからも総量規制対象となる金融業者になります。総量規制は本人の年収の3分の1未満までを融資可能額にしているもので、1、000万円の年収を持つ個人事業主の場合は約333万円までが借入可能額になるわけです。但し、ビジネスローンは総量規制の対象外になっているため、資金調達で500万円のお金を借入することはできます。
しかし、借入だけでなく売掛金を持つ会社やお店などの場合、ファクタリングを使えばこれらからの借入をせずに事業資金を得ることも可能です。しかも、ファクタリングは総量規制などに関係なく売掛先の信用で現金化が可能なサービスですから、複数の売掛金をまとめて権利の売却を行うこともできるメリットもあります。ファクタリングを使うときの売掛先の信用、これは利用可否に繋がる重要なポイントです。仮に、売掛先の経営状態が非常に厳しく倒産寸前などの場合は売却は難しくなります。
しかし、健全経営を行っている売り上げも決して多くはないけれども借金をそれほどしていない状態などファクタリングの利用が可能になる確率は高めです。権利を買い取りした後、ファクタリング会社は売掛先に対して入金を求めるため信頼できるところであれば安心です。