クラウドファンディングのリターン

クラウドファンディングは通常の投資とは違います。一般的な投資の場合はまとまった金額を企業などに投資して一定期間ごとに利子という形でリターンしてもらうか、一定期間が過ぎたら全額利子付きでリターンする、もしくは株式としてリターンしてもらうことが多いです。対してクラウドファンディングの場合は成果物での支払いとなることが多く、金銭によるリターンはありません。また、多くの場合、利子が付くこともなく、株式でのリターンなど、プロジェクトに口を出すなどの積極的な関与はできません。

あくまでもプロジェクトを資金的に援助することになります。クラウドファンディングが注目されているのはまさにこの点です。企業やグループの場合は投資されたとしても株式や現金を出すことはできない場合が多いです。クラウドファンディングなら投資は受けるがリターンは成果物なので会社としてもグループとしても得る物が大きいと言われています。

そのため、企業によっては企業内で生産、開発するわけにはいかない商品に対して要望が大きい場合にクラウドファンディングを利用して市場調査を兼ねて行なうことも増えています。また、ゴールに至ったとしても成果物を買ってもらっているのと変わらないので会社にとって失うものは何も無く大変魅力的な話となっています。そのため、投資ということを忘れて単に商品を購入するという考えで参加する方も増えており、ますます参加者が増えていくと考えられています