仲卸業はファクタリングでピンチを乗り切れ

私たちが毎日のように口にする生鮮食料品、その多くは中央卸売市場や地方卸売市場からスーパーや小売店に配送され、私たちの家庭に届く仕組みが出来上がっています。一部の大手総合スーパーでは、産地の農家や漁業協同組合と提携し独自の調達ルートを確保していますが、それでも卸売市場に集まる生鮮食料品の取扱高は目を見張るものがあります。そのなかで、小回りの効く存在として活躍しているのが仲卸業者と呼ばれる人たちです。築地や豊洲のマグロを高値で競り落としているのも、すべてが仲卸業者なのです。

彼らの仕事は、得意先に対して競り落とした生鮮食料品を届けることにありますが、今般の新型コロナウイルスにより売上の減少を余儀なくされているところも少なくありません。そんな時お奨めしたいのが、ファクタリングという売掛債権を早期に現金化するサービスです。得意先の飲食店等が倒産でもした暁には、これまでの売掛金がすべて回収できない可能性もでてきます。キャッシュフローを余力あるものにするためには、ファクタリングによって現金を持ち、早期に卸売会社への支払いをする必要があります。

卸売市場の多くは、早期入金のあった仲卸業者に対し、一定割合の奨励金を支給するシステムを採用しています。早く支払えば支払うほど、良い商品がめぐってくる仕組みとも言いかえられます。卸売市場の仲卸業者を取り巻く経営環境は、概して厳しいものがあります。そんなピンチを、ファクタリングサービスを活用することで乗り切ってほしいと考えます。