資金繰りに困ったときのクレジット利用方法

個人事業をしていて資金繰りに困った場合、新しくカードを作れば回避することができることがあるかもしれません。しかし個人事業主はカードの審査に通らない可能性や、たくさん申し込んだ結果申し込みブラック状態となって、新しいカードが作れなくなってしまうこともあります。そんなときにすでにクレジットカードを持っていれば資金繰りがなんとかなる可能性があります。クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠があります。

キャッシング枠はお金を借りることができる枠です。キャッシング枠がそのまま利用できればそのお金で目前の支払いを回避することができます。キャッシングには金利がかかってしまうので、できるだけ早く返済すると良いでしょう。ショッピング枠しかない場合でも、利用方法によっては現金化することが可能です。

カード会社の規約によっては違反になってしまうこともあるので注意が必要ですが、新幹線などの回数券を購入し、金券ショップに販売することで、数％の手数料でショッピング枠を現金化することができます。ネッテラーという海外発行の電子決済サービスのカードを持っている場合はさらに得で、クレジットカードで入金してそのお金をゆうちょやセブンイレブンのATMからATM手数料だけで引き出すことができます。入金に2％弱の手数料がかかってしまいますが、この方法のほうがロスが少なく済みます。資金繰りが悪化してしまうことは仕方ありませんが、いつでも対応できるようにある程度のキャッシュをキープしておくことはとても大切です。